
A.J先生
2019年 新卒入職 聖光緑が丘保育園 保育士
A.J先生
2019年 新卒入職 聖光緑が丘保育園 保育士
現在担当している仕事を教えてください
今年は2歳児の担任をしています。言葉が増えてきて、覚えたことを自分の口で伝えてくれる時期なので、そのやりとりが今はすごく楽しいですね。例えば、はじめて上履を履くようになるんですが、少しずつコツをつかんで履けるようになってきます。私が声を掛けてその子が試したときに、すごく嬉しい顔をして「できたよ!」って教えてくれる瞬間がかわいいですね。
それから先日、園庭でアリの巣を見つけた子どもがその穴が小さいことに気づいて「こんな穴だとかわいそうだから、お家を作ってあげよう!」って。大きなバケツを穴の隣に置いて、中に枝や葉っぱを入れて「アリさんが遊べるアスレチックだよ」と言ってお家を作っていました。
緑が丘保育園には園庭に大型遊具のアスレチックがあるのですが、その子が自分の園生活とアリの生活を重ねて、バケツの中にアスレチックを作ってあげたその発想力に感心しました。小さな巣の中には大きなアリの世界があるんだよ、と教えてあげることも大事だとは思うんですが、子どもたちの様子を見守る中で、その発想や好奇心を大事にしてあげたいと思っています。
やりがいを感じる瞬間は?
実は昨年度も2歳児を担任して、今年で2回目です。でも、受け持つ年度によって同じ2歳児でも子どもたちの個性が全く違うんですよね。ひとりひとりに向き合うとすごく面白くて、どうしたら目の前の子どもたちが楽しめるのか担任同士で話し合って保育環境を変えていくところにやりがいを感じています。ひとりひとり個が違う、というのはもちろんあるんですが、その個が集団になってまとまった時のあそびの興味も違います。そこが興味深いです。今年の子どもたちは「おままごと」が好きでお部屋の中でもお家ごっこをして楽しんでいます。だから、子どもたちの出しやすいところにおままごとを置いて保育室の環境も変えています。子どもたちが保育園で1日を楽しく過ごしてもらうためにはどうしたらいいか、話し合いながら考えていくことはとても挑戦し甲斐があります。
職場の雰囲気
私が1年目の時から「あやか先生はどう思う?」と、先輩が私の意見を聞いてくれました。若手の意見も尊重してくれる風通しの良い職場だと思います。だから、自分の保育への思いや改善したい点なども気軽に相談することができました。
例えば、保育室の玩具で「木の積み木」があるのですが、子どもたちがあまり興味を示さず、その面白さを十分に楽しめていないことがずっと気になっていました。そんな時、研修で「色」について学ぶ機会があり、この積み木に色を塗ってみたらどうかと思い立ちました。早速、先輩や園長先生に相談したら賛同して下さり、実際に塗る色選びも任せてもらえました。
子どもが口に入れても安全な塗料などは先輩がアドバイスしてくれたり、他のクラスの先生も協力してくれたお陰で、今、子どもたちがその積み木で遊びはじめて嬉しい反応が見られています。私自身も改善していくことを楽しみながら日々の保育ができていると感じます。
教えてもらうことも多いけど、私の「やってみたい」という気持ちに丁寧に向き合ってくれる先輩や職員が多い職場だと思います。だからもし後輩が入ってきたら、自分の知っている知識はしっかりと伝えていきつつも、その先生の「やりたい!」という気持ちに寄り添ってあげられる先輩になりたいと思っています。