かつて多くの保育園では、子ども自身がトイレに行きたくても行きたくなくても、時間になったら一斉にトイレに行く活動を行っていました。これは、例えば「みんな並んで~!」「おともだちを押さないよ」といった保育園で列ができる「一斉保育」の象徴的な風景となっていました。
その昔、聖光会の保育園でもそういった光景が見られました。しかし、当時の先生達は考えました。
「それって、本当に子どもたちのためになっているの…?」 先生達は何度も何度も話し合い、出した結果は、行きたい時にトイレに行ける環境作りを行おう!という方針でした。そうした取り組みが、今では子どもたちを待たせたり、急かせたりすることも少なくなり、さらには、生活の見通しを自分で考え、自立・自律へ向かうための最初の一歩にもつながっています。
生活の見通しを立てながら、自分がしなければならないことに気づく経験・体験を大切にしています
給食で使うおしぼりは、自分で濡らしてしぼります(4歳児)
給食袋からランチョンマットを出して、広げて食事の用意(2歳児)
ぎゅぎゅっ。おしぼりケースにおしぼりを入れて(2歳児)